自分の話がつまらないので、M-1に出た

皆さんは、自分の話がつまらない、相手に響いていないと感じたことはありますか?

私はあります。

では、どうすれば面白い話ができるようになるのでしょうか。

話し方の本を読む? プレゼンの練習をする? 話し方教室に通う?

どれも良い方法だと思います。

私はM-1グランプリに出場することにしました。

そして2026年9月27日、実際にM-1グランプリの1回戦に出場し、見事に敗退しました。

結果は残念でしたが、本番では臆することなく漫才をやり切ることができ、大きな達成感がありました。

今回は、そんなM-1への挑戦を振り返り、出場を決めた経緯から本番までの思い出をブログに残そうと思います。

あなたは誰?

35歳のITエンジニアです。男性です。

なぜ出場しようと思ったのか

面白い話ができるようになりたいからです。

そもそも、なぜ自分の話がつまらないと思うようになったのか。

きっかけは、趣味や仕事で行っている技術的な発表でした。

ある日、自分の発表に対して誰からもコメントをもらえないことがありました。1回だけならともかく、それが複数回起きました。私は悩みました。

「なぜ誰も自分の発表にコメントしてくれないのだろう」「たまたま誰も興味のない発表をしてしまったのかな?」「でも、そんなことが複数回も起きるだろうか?」

そして、ある疑惑が浮かびました。

「もしかして、自分の話はつまらないのでは?」

そこで、面白く、かつ分かりやすく話せるようになりたいと考えるようになりました。

そんなことを考えていた頃、我が家では年末恒例のM-1グランプリを見ていました。妻がM-1を好きなこともあり、毎年見るのが恒例になっていたのです。

元々、私は漫才にあまり興味がなかったのですが、何度か見るうちに「漫才って面白い!」と感じるようになりました。

そして、ふと思いました。

面白く、分かりやすく話すプロといえば誰でしょうか?

そう、芸人さんです。

では、芸人さんのような面白さ、分かりやすさを身につけるために、私が具体的にできることは何でしょうか?

そう、M-1に出ることです。

こうして、私のM-1出場が決まりました。

出場までに何をしたか

  1. 一緒に出てくれる人を探す。
  2. 漫才を学ぶ。
  3. AIと一緒に漫才を作る。
  4. 応募し、本番がいつくるかドキドキしながら待つ。
  5. 練習をする。
  6. 本番を迎える。

ひとつずつ説明します。

1 一緒に出てくれる人を探す

M-1には少なくとも2人で出る必要があります。そのため、いわゆる相方を探す必要があります。

幸いなことに私は友人関係に恵まれており、突拍子もない企画に付き合ってくれる、古い友人がいました。例えば、コモドドラゴンに会いにインドネシアに行ったり、ゲルに泊まるためにモンゴルへ行ったり、東京発のダーツの旅を数日間したこともあります。

そこで、まずはその友人にLINEで相談しました。

友人とのLINE

即決でした。判断に要した時間はわずか26分。さすがです。(ちなみに私は「成瀬は天下を取りにいく」を読んでいません。)

というわけで、友人を相方に据えて、M-1に出ることが決まりました。

2 漫才を学ぶ

さて、M-1に出るためには漫才をする必要があります。しかし、2人とも漫才の経験はありません。友人に至ってはM-1を見たことがないと言っています。

そこでまずは、参考になりそうな本を読むことにしました。1つ目は『しゃべくり漫才入門 ボケとツッコミの基本ぜんぶ教えます』です。

rittorsha.jp

こちらの本から、漫才における起承転結や、漫才師自身のキャラクターが重要なこと、しゃべくり漫才とコント漫才の違いを知りました。

今までは漫才を見ていても「面白い人たちだな」ぐらいにしか思っていませんでしたが、その裏には、観客を笑わせるための工夫が凝らされていることを知りました。

次に読んだのは『ショーハショーテン!』です。

jumpsq.shueisha.co.jp

こちらの漫画を読んで、漫才に対する印象が大きく変わりました。漫才って、こんなに熱くてかっこいいものなのか!

また、ネタ作りの技術についても学びました。例えば、限られた時間の中に「フリ・ボケ・ツッコミ」をどれだけ盛り込めるか、という笑いの密度を高める考え方です。

漫才は面白いことを話すだけでなく、緻密に構成を考える必要があるのだと知りました。

3 AIと一緒に漫才を作る

次は、漫才を作るフェーズです。

まずは、漫才のテーマを考えます。カフェで友人と話し、「単語の聞き間違いをきっかけに、勘違いが連鎖し、笑いが生まれていく。」といったテーマを考えました。

さて、テーマが決まったとて、初心者である我々はこれをどう具体的な漫才にすれば良いか分かりません。そこでAIに「このテーマに沿って漫才を書いて」と依頼しました。すると、次が生成されました。

A「この前さ、映画何見るかで揉めてて」

B「あー、あるね」

A「俺が『久しぶりにハリーポッター観よう』って言ったのよ」

B「うんうん」

A「そしたら、全然話噛み合わなくなって」

B「え、なに?針ポッター?」

A「聞き返すにしても変!なんで痛そうな方向に行くんだよ」

よく分かりません。

ハリーと針の聞き間違いなのでしょうが、そんな聞き間違いはしないだろうという感じです。

聞き間違いの漫才はテキストで考えるAIだと難しいのかも?と2人で考え、新しいテーマを考えました。そのテーマは「Aが失敗談を相談し、Bがさらにまずい状況をボケとして説明し、Aが突っ込む。」というものです。このテーマに沿ったプロンプトをAIに与えたところ、次が生成されました。

# 展開A
## 導入
A「最近、仕事どうよ?」

B「順調だよ、最近部長にも昇格してさ、俺としては昇格遅い方だけどな」

A「そうなの?凄いじゃん!俺はさ、あんまり上手くいってなくてさー」

B「え、どうしたん?」

A「会社でミスしちゃって。会議の資料、古いバージョン送っちゃったんだよね」

B「あ〜」

A「上司にも『確認した?』って言われてさ…結構へこんでる」

## ボケ、ツッコミ
B「それで思い出したけど、会議の資料の送り方分からなくて、先方の家まで持っていった人いるらしいね」

A「資料の持っていき方が原始的すぎるだろ!」

B「しかも先方の家まで走っていったらしい」

A「汗だくになるだろ!」

先ほどの「針ポッター」と比べると、だいぶ漫才らしくなりました。

こちらをベースに、我々が具体的なまずい状況をいくつか考え、細かいセリフの案をAIに考えてもらうことで、初心者でもなんとか漫才を作ることができました。

4 応募し、本番がいつくるかドキドキしながら待つ

2026年のM-1の募集が始まるのを今か今かと待ちわびていたところ、6月ごろに募集が始まりました! エントリーサイトはこちら。

www.m-1gp.com

紙のエントリー用紙に、コンビ名や芸名、参加可能な日などを記入し、2人の写真とともに吉本興業まで郵送する必要があるようです。

7月ごろに再び集まった我々は、コンビニでエントリー用紙を印刷し、その場でコンビ名と芸名を決め、カフェで必要事項を記入しました。実際の用紙はこちら。

記入済みのエントリー用紙

私の芸名は「ワンダフルしんいちろう」にしました。素晴らしい人生を象徴する名前です。

こうして、無事にエントリーを終えました。

ちなみに、後日公開された公式プロフィールを見て、あることに気づきました。

結成年が2026年11月19日と未来の日付になっています。

約束された未来の結成

ちなみに、本番は2026年9月27日です。

結成する前に敗退するという、なかなか珍しい経歴を手に入れました。

5 練習をする

漫才の練習は、主にカラオケで行いました。

まずは台本を暗記し、スムーズにセリフを言えるようにします。その後、体の動かし方や、セリフに合わせた表情をどうするかを決めていきました。

しかし、ここで問題が発生しました。

我々は2人とも、普段からあまり感情を表に出さないタイプの人間です。

漫才師としては、なかなか厳しい初期設定です。

そこで、大阪出身の妻に指導をお願いしました。漫才経験はありませんが、我々よりは適任だろうという判断です。

また、M-1の1回戦では、漫才を2分以内に収める必要があります。

これがなかなか難しい。

面白いと思って作ったネタも、実際に声に出してみると時間が足りません。泣く泣く削っていった結果、最初に作った台本の半分程度しか残りませんでした。

さて、もう一つ問題がありました。

お互い社会人なので、2人の予定がなかなか合いません。とはいえ、漫才は2人で行うものです。1人では相方のセリフを聞くことができません。

そこで、Claudeを使い、1人でも漫才の練習ができるツールを作りました。

仕組みはシンプルで、スライド形式でセリフを表示し、相方のセリフだけを音声で読み上げてくれます。

主に電車の中で利用し、自分のセリフを暗記するのに役立ちました。

claude.ai

ちなみに、音声で会話できるAI「GPT-live」に台本を渡して、漫才の相方になってもらうことも試しました。

しかし、こちらはうまくいきませんでした。

台本にないセリフを勝手にアドリブで話し始めるのです。

こちらは台本を覚えたいのに、相方が毎回違うことを言ってきます。どうやらAIの方が、我々よりもアドリブに積極的なようです。

結局、台本どおりにセリフを読んでくれるClaude製のツールを使うことにしました。

6 本番を迎える

さて、練習に明け暮れる日々を9月中旬まで過ごしていたところ、ついに本番が9月27日に決まりました。第一希望の日程でした。

会場は渋谷にあるシダックスカルチャーホールです。

shidax-culturehall.com

当日の朝は、私たちの漫才を見に来てくれた友人と軽く挨拶を交わし、受付を済ませた後、控室へ案内されました。

控室には、我々のような男性2人組もいましたが、中学生のように見える若い男の子2人組や、女性同士のペア、おじいさん同士のペアなど、実にさまざまな人たちがいました。

年齢も性別も違う人たちが、同じ舞台を目指して集まっている。改めて、M-1というイベントの素晴らしさを感じました。

そして、控室にはものすごい緊張感が漂っていました。

周囲のコンビは、ギリギリまでネタの確認をしています。小声でセリフを合わせたり、身振り手振りを確認したり。みんな本気です。もちろん我々も本気で緊張していました。

いよいよ出番です。

舞台に立つと、目の前にはお客さんがいます。これまでカラオケで練習してきた漫才を、ついに人前で披露する瞬間がやってきました。

本番では、大きくセリフを間違えることもなく、だいたい練習どおりに漫才をやり切ることができました。

大爆笑を巻き起こすことはできませんでした。

しかし、一瞬だけ、お客さんから「クスッ」という声が聞こえました。

笑ってくれた人がいたのです。

たった一度の小さな笑いでしたが、自分たちで考えたネタで、見ず知らずの人が笑ってくれたことが、とても嬉しかったです。

結果は、1回戦敗退でした。

それでも、緊張感のある舞台で最後までネタをやり切れたこと、そして少しでもお客さんに笑ってもらえたことに、大きな達成感がありました。

こうして、我々の初舞台は幕を閉じました。

最後に

以上、35歳のITエンジニアがM-1グランプリに挑戦した記録でした。

結果は1回戦敗退でしたが、漫才のことを何も知らなかった2人が、ネタを作り、人前で披露するところまでたどり着けたこと自体が、貴重な経験だったと思います。

さて、肝心の「面白い話ができるようになったのか?」という問題ですが、妻からは「少し声が大きくなった」と言ってもらえました。

面白くなったかどうかは分かりませんが、少なくとも声量は改善したようです。

一歩前進ですね。

最後に、面白くなりたいと思っている方や、漫才に少しでも興味がある方には、M-1グランプリへの出場をおすすめします。

知床・釧路4日間の旅 〜大自然とグルメを満喫した道東の夏〜

夏休みを利用して、知床トレッキングと羅臼のホエールウォッチング(予定変更でドライブに)、釧路湿原を巡る4日間の旅に出かけてきました。当初の予定通りにいかないハプニングも重なりましたが、それも含めて道東らしい思い出の詰まった旅になりました。

旅程まとめ

日程 内容
1日目(8/4) 羽田→女満別、女満別空港でスープカレー、バスでウトロへ移動、オロンコ岩
2日目(8/5) オシンコシンの滝、ウトロ漁協婦人部食堂、知床五湖ガイドウォーク、BBQ
3日目(8/6) ホエールウォッチング中止→急遽レンタカーで知床峠・フレペの滝・熊の湯・クジラの見える丘公園
4日目(8/7) 釧網本線・ノロッコ号で釧路湿原を抜け、釧路空港から帰路へ

1日目(8月4日)〜移動日、女満別のスープカレーとバスガイドさんとの珍道中〜

初日は移動日ですが、それでも道東らしい出会いがたくさんありました。

羽田から女満別へ

朝早くに自宅を出発し、電車を乗り継いで羽田空港第2ターミナルへ。AIRDO便で午前中に羽田を発ち、お昼前後に女満別空港へ到着しました。

道東への玄関口、女満別空港に到着です。

女満別空港で絶品スープカレー

到着後は空港でランチタイム。せっかくなので北海道らしいものをと選んだのがスープカレーでした。

アスパラガスやニンジンなどの野菜がゴロゴロ入っているのはもちろん、なんと牡蠣やしじみといった魚介も入っていて、これがとにかく美味しかったです。野菜の甘みと海の幸の旨みがスープに溶け込んでいて、旅の始まりから北海道の豊かさを感じられる一皿でした。

女満別空港のスープカレー

バスガイドさんとの貸切ドライブ

女満別空港からウトロへの移動には、「ひがし北海道~シーサイドエクスプレスバス~紋別/知床号」を利用しました。バスガイドさんが同行し、車窓からオホーツクの自然や地域の魅力を案内してくれる観光バスです。

この日はなんと乗客が私たちだけ。貸切状態だったので、バスガイドさんとずっとおしゃべりしながらウトロまで向かうという、なんとも贅沢な珍道中になりました。移動時間そのものが観光の一部になっているのが嬉しいポイントでした。

バスの車窓からは、ウトロの手前で「カメ岩」と呼ばれる岩も見えました。国道334号沿い、ウトロ漁港のペレケ地区あたりにある岩で、名前の通り亀のような形をしているのが特徴です。

バスの車窓から見えたカメ岩

ただ、そんな和やかな道中に一つハプニングが。斜里からウトロへ向かう道で車両の横転事故が発生していて、撤去作業の進み具合によっては羅臼を経由する迂回ルートになり、到着が2時間ほど遅れるかもしれないとのこと。この先の予定がどうなるかわからず、なかなかドキドキする展開でした。結果的には事故処理が進んで通常ルートのまま予定通り進めましたが、道東の移動は天候だけでなく道路状況にも左右されるのだと実感した出来事でした。

寄り道:オロンコ岩

夕方にウトロへ到着し、宿にチェックインする前に少し時間があったので、まずはウトロ港のシンボルである「オロンコ岩」に立ち寄りました。

オロンコ岩は、ウトロ港のそばにそびえる高さ約60mの巨岩。かつてこのあたりに住んでいたとされる先住民族「オロッコ族」がその名の由来と言われていて、アイヌの伝説も残る、知床八景のひとつです。

頂上へは170段ほどある急な石段を登らなければたどり着けません。私も妻も、ぜーぜー息を切らしながらの道のりでした。それでも登りきった甲斐があり、岩の上には知床の希少な植物が生えていて、目の前にはオホーツク海が360度広がる絶景。移動の疲れも吹き飛ぶ、最高の眺めでした。

オロンコ岩から眺めたオホーツク海と夕暮れの空

岩肌には落石防止のネットが張られていて、自然の力の大きさを間近で感じました。

オロンコ岩の岩肌のクローズアップ

オロンコ岩からの帰り道、ウトロ港沿いを歩いていると「知床ウトロ 鮭の道」という看板を見つけました。ペレケ川では毎年秋(8月下旬〜10月頃)に、産卵のため川をのぼる鮭や鱒の姿を見ることができるのだそうです。訪れたのは8月上旬だったので鮭の遡上には少し早い時期でしたが、知床が「鮭の町」でもあることを知る良いきっかけになりました。

知床ウトロ鮭の道の看板

しれとこ村へチェックイン

オロンコ岩を満喫したあと、宿泊先の「しれとこ村」へ。翌日からの知床トレッキングに備えて、この日はのんびりと過ごしました。

しれとこ村の入り口

しれとこ村のお風呂は、とにかくお湯が熱く、泉質も良いのが印象的でした。あまりの気持ちよさに、滞在中は毎日2回入ることになりました。

この日の移動まとめ

時間帯 内容
朝 自宅発
昼前 AIRDO便 羽田→女満別
昼 女満別空港でランチ(スープカレー)
昼過ぎ 女満別空港発(網走バス シーサイドエクスプレスバス)
夕方 ウトロ着(道中、事故による迂回の可能性ありでヒヤヒヤ)
夕方 オロンコ岩を散策
夜 しれとこ村にチェックイン

2日目(8月5日)〜オシンコシンの滝、婦人部食堂の三色丼、そして知床五湖へ〜

2日目は、知床の自然をたっぷり満喫する一日でした。

しれとこ村で朝食

出発前に、しれとこ村の朝食をいただきました。焼き魚やお浸し、山菜の小鉢などが並ぶ、体に優しい和食の朝ごはんで、この日の行動に向けてしっかりエネルギーを補給できました。

しれとこ村の朝食

朝はオシンコシンの滝へ

朝一番で向かったのはオシンコシンの滝。国道334号沿いにある、知床八景のひとつにも数えられる滝です。非常に大きく、間近で見るとかなりの迫力がありました。

オシンコシンの滝

滝の周りだけ気温が数度下がっているように感じるほどのひんやりとした空気で、夏の暑さを忘れて涼むことができました。

ウトロ漁協婦人部食堂で三色丼

お昼は、ウトロ漁港のすぐそばにある「ウトロ漁協婦人部食堂」へ。地元漁師の奥様たちが切り盛りする、地元では有名な食堂です。目の前にはウトロ漁港が広がり、潮の香りを感じながら食事ができるロケーションも魅力でした。

ウトロ漁協婦人部食堂の入り口

注文したのは三色丼。いくら、鮭、サーモンがのった一品です。サーモンは脂がしっかりのっていて、口の中でとろけるような美味しさ。いくらは一粒一粒がしっかりとした食感で、噛むとぷちっと味が弾ける感じがたまりませんでした。どちらも、関東の飲食店ではなかなか味わえないクラスの美味しさでした。

婦人部食堂の三色丼

知床五湖ガイドウォーク

午後は知床五湖へ。実は5月10日〜7月31日は「ヒグマ活動期」と呼ばれ、この時期はガイドの同行が必須(個人での立ち入りは不可)なのですが、私たちが訪れた8月頭は植生保護期にあたり、レクチャーを受ければガイドなしでも歩ける時期でした。とはいえ知床は初めてだったので、安心のためガイドさんに同行してもらうことにしました。

これが大正解で、自分たちだけではまず気づけないものをたくさん教えてもらいました。

  • ヒグマの爪痕
  • 木を転がしてアリを食べた跡
  • 睡蓮を食べているエゾシカの姿

睡蓮を食べるエゾシカ

知床五湖の湖畔風景

特に印象的だったのは睡蓮のエピソードです。ガイドさんによると、知床五湖に咲く睡蓮は、明治から大正にかけてこの地を観光地にしようと考えた人々の手によって湖に放たれたものなのだそう(※この逸話は今回ガイドさんから聞いたお話です)。今では知床五湖の風景の一部となっていますが、そんな人の手が入った歴史があるとは知りませんでした。

夜はウトロ東BBQで熊肉・鹿肉

夜はウトロ東でBBQを楽しみました。熊肉、鹿肉というジビエらしいメニューに、キリッとしたIPAビールを合わせて乾杯。熊肉はハート(心臓)の部位もいただきましたが、クセが少なくレバーとはまた違った独特の食感で、なかなか食べられない貴重な部位を味わえました。知床の自然を歩いた後だからこそ、余計に味わい深く感じられました。

この日のまとめ

時間帯 内容
朝 しれとこ村で朝食、オシンコシンの滝を見学
11:30頃〜 ウトロ漁協婦人部食堂で三色丼
午後 知床五湖ガイドウォーク
夜 ウトロ東でBBQ(熊肉・熊のハート・鹿肉・IPA)

3日目(8月6日)〜ホエールウォッチング中止、急遽ドライブ旅へ〜

3日目は、当初の予定が大きく変わる一日になりました。

ホエールウォッチング中止、レンタカーでのドライブへ

もともと羅臼でホエールウォッチングクルーズに参加する予定でしたが、強風と高波の影響で出航中止に。急遽予定を変更し、レンタカーで知床峠付近をドライブすることにしました。

車を運転するのは久しぶりで、ハンドルを握る前は少し緊張しましたが、走り出してしまえば体が運転の感覚を覚えていて、すぐに慣れることができました。

知床峠展望台

まず向かったのは知床峠展望台。標高738mの峠にある展望スポットで、天気が良ければ羅臼岳や国後島まで見渡せる、知床八景のひとつです。この日は羅臼岳の雄大な姿をしっかり眺めることができました。

峠周辺は、強風にさらされながら育つハイマツの樹海と針葉樹林が広がっていて、知床らしい厳しくも豊かな植生を感じられました。

知床峠展望台からの眺め

フレペの滝(乙女の涙)

次に向かったのはフレペの滝。知床自然センターの裏手から遊歩道を20分ほど歩いた先にあります。この滝へ向かう道のりが、まるで森の中を歩くトレッキングのようで、とても楽しい時間になりました。

フレペの滝への遊歩道

フレペの滝の案内看板

フレペの滝は、川ではなく知床連山からの地下水が断崖からしみ出して海へ流れ落ちるという珍しい滝で、その繊細な流れ方から「乙女の涙」とも呼ばれています。断崖の周りにはツバメが何羽も飛び交っていて、知床らしいスケールの大きな景色を堪能できました。

フレペの滝周辺の断崖と灯台

熊の湯で無料の露天風呂

続いて立ち寄ったのは「熊の湯」。地元の方々が管理する無料の露天風呂で、開放的な自然の中でゆったりと湯に浸かることができました。運転の疲れも吹き飛ぶ、贅沢なひとときでした。

熊の湯

クジラの見える丘公園

続いて立ち寄ったのは羅臼の「クジラの見える丘公園」。丘の上から海を一望できるスポットで、この日は残念ながらクジラには出会えませんでしたが、羅臼の海を眺めながらゆっくり過ごすことができました。ここでレンタカーを返却し、ドライブは終了です。

クジラの見える丘公園からの眺め

夕暮れ時には、羅臼の街並みと川、その奥にそびえる山々が美しいシルエットを描いていました。

羅臼の夕暮れ

夜は黒ハモ丼とサメガレイ、日本酒で乾杯

夜は黒ハモ丼とサメガレイをいただきながら、根室の地酒「北の勝 大海」で乾杯。

黒ハモ丼、サメガレイの煮付け、北の勝

ホエールウォッチングは中止になってしまいましたが、ハプニングで急遽レンタカーでのドライブに変更したこの日が、意外にもこの旅で一番思い出深い一日となりました。予定外の展開だったからこそ、知床峠やフレペの滝、熊の湯など、その場の判断で組み立てた行程が印象に強く残ったのだと思います。

この日のまとめ

内容
ホエールウォッチング中止(強風・高波)
レンタカーで知床峠展望台へ(羅臼岳・国後島)
フレペの滝(乙女の涙)を散策
熊の湯で無料露天風呂
クジラの見える丘公園
夜は黒ハモ丼・サメガレイ・日本酒

4日目(8月7日)〜釧網本線とノロッコ号、釧路湿原を眺めながらの帰路〜

最終日は、ウトロを離れて釧路空港へ向かう移動日。道東ならではの鉄道旅を満喫しました。

しれとこ摩周号で知床斜里駅へ

まずはウトロから知床斜里駅まで釧網本線で移動。平日の昼間にもかかわらず、しれとこ摩周号の車内はとても賑わっていました。夏の観光シーズンならではの活気を感じました。

塘路駅からノロッコ号で釧路湿原を抜ける

続いて乗り込んだのは、夏の風物詩「くしろ湿原ノロッコ号」。乗り換え駅の塘路駅は「湿原に出会える塘路駅」という看板が出迎えてくれる、小さくて素朴な木造の駅舎でした。

湿原に出会える塘路駅

塘路駅から釧路駅までを、窓が大きく開放的なオープンタイプの車両で楽しめる列車です。

車窓からはエゾシカやタンチョウの姿を眺めることができ、車内では車内販売のサイダー、クラフトビールで乾杯しながらのんびり過ごせました。釧路湿原に関する案内アナウンスも随所に入り、ただ移動するだけでなく、湿原についての理解も深まる、とても満足度の高い乗車体験になりました。

ノロッコ号の車窓から見た釧路川と湿原の緑

ノロッコ号

車内で購入したサイダーとクラフトビール、そしてノロッコ号名物のプリンはこちら。

サイダーとクラフトビール、ノロッコ号プリン

釧路空港でシメの一食

釧路空港に到着してからは、炙りサーモンといくらがたっぷりのった海鮮丼、そしてえびラーメンをいただきました。特にえびラーメンは妻が絶賛するほどの美味しさで、旅の最後にふさわしい一杯になりました。

炙りサーモンといくらの海鮮丼

釧路空港で食べたえびラーメン

この日のまとめ

内容
ウトロ→知床斜里駅(しれとこ摩周号)
塘路駅→釧路駅(くしろ湿原ノロッコ号、エゾシカ・タンチョウを車窓から)
釧路空港でいくらサーモン海鮮丼&えびラーメン

4日間を振り返って

全体を通して、仕事に忙殺されていた日々から強制的に頭を切り離し、知床の雄大な自然を満喫しつつ、美味しいご飯もたっぷり楽しめた、大満足の旅になりました。

一方で反省点もありました。ヒグマが怖くてレンタカーの運転を控えてしまったことや、各種予約が旅行の直前になってしまったことです。次回、道東を旅する機会があれば、この2点を意識してもっと余裕を持った計画にしたいと思います。

これで知床・釧路4日間の旅の記録は終わりです。読んでいただきありがとうございました。

また、このブログは、旅の道中で感じたことや出来事をその都度Claudeに伝えて記録し、最後にまとめてもらったものです。

横浜マラソン2025 フルマラソン 参加日記

はじめに

2025/10/26(日)に開催された横浜マラソン2025において、フルマラソンに参加してきました。 高校生の頃に学校行事でフルマラソンがあったのですが、大人になってからは初めての挑戦です。 今回はその日記を残そうかと思います。

横浜マラソンの公式サイト https://yokohamamarathon.jp/ より引用

↑は横浜マラソンの公式サイトの画像です。「横浜を走る、世界が変わる。」というキャッチコピー、個人的にとても好きです。

前日まで

2025年8月ぐらいから数ヶ月、横浜マラソン2025に向けての練習を行なっていました。具体的には、週に数回程度家の近くを走り、月に1回はマラソン大会に参加するようにしてしました。しかし、横浜マラソン2025の直前は、週に1回、2~3km程度を走る程度の練習しかできていませんでした。ちょっと不安もありながら、本番当日を迎えます。

当日

本番直前まで

朝は5時15分に起き、6時に家を出ました!朝が早い! 家の最寄駅の電車の中で、装備が明らかにランナーな方々がちらほらいました。「お互い無事に帰ってこようぜ...!」と、勝手に戦地に赴く仲間だと感じながら会場に向かいました。

7時20分ごろ桜木町駅に到着しました。ちょっとトイレに寄って行こうかと思いましたが、さすが参加者が数万人の横浜マラソン、ぜんっぜんトイレが空いていません..! 仕方がないので走っている途中でお手洗いに寄る決心をし、パシフィコ横浜に荷物を預け、8時10分に整列完了します。

スタート直前の様子

スタート!

スタートを知らせる運営の方の声が会場に響き渡り、いよいよ横浜マラソン2025が始まります!参加者が非常に多いため、スタート直後は待機、数分後にポツポツと歩き始め、実際に走り始めるまでは10分程度かかりました。

あいにくの雨天ですが、天気を恨んでも何も良いことはないため、「涼しくて走りやすい気候だ!よかった!」とポジティブに捉えることにしました。

前半

かなり気持ちよく走れました。まず、横浜の景色が綺麗です!ランドマークタワーや横浜赤レンガ倉庫などを眺めながら気持ちよく走ることができました。

また、応援の方も非常に多く、道路で声をかけてくれる方や、吹奏楽団、チアガール、ゴスペル、子供のダンサーを歌う方など、様々な方法で応援してくれました。「応援で力をもらう」とはスポーツ選手の方がよくいうセリフですが、私は今までピンときたことがありませんでした。しかし、人生で初めて、「応援で力をもらう」と言うことを体験できたかもしれません。

スタート直後

10km~15kmあたりの、横浜の道路

半分

24km地点までは、6分/kmのペースで来ており、自分としてはかなり良い感じに走れていました。しかし、折り返し地点にきつめの坂があり、坂を勢いよく登ったあたりで問題が発生します。両足の太ももを同時に攣ってしまいました。また、足を地面につくと骨がかなり痛む状態です。

これは、自分の練習不足と、半分地点までのペースを上げすぎたのが原因だと考えました。気持ち的にはかなりキツくなりましたが、「この横浜マラソンは歩いても良いから、最後まで諦めずにゴールする」ことが目的であると改めて認識し直しました。その認識をもとに、走ったり歩いたりを繰り返しながらなんとか1kmずつ進みました。

辛い時間も多かったですが、笑顔を作ると気持ちも前向きになることを実感しました。

給水地点ではほぼ歩いていたため、横浜マラソン向けの美味しいスイーツを大量に頂くことができたのが楽しかったです笑 一番美味しかったのはダブルマロンでした。

30km地点のエネゴリくん

ゴール直前

そんなこんなでだいぶペースを落としながら、なんとかゴール直前まで来ることができました。ここらで応援も最高潮になり、気分も少しづつ上がっていきます。可能な限り走り続けました。

ゴール

ゴール直前のアップダウンが少しある橋に苦しみながらも、なんとか最後の1km程度は走ることができ、ゴールしました。タイムは5時間20分でした。

完走直後の記念写真

良かった点

まず、無事ゴールすることができて良かったです。次に、街に一体感が生まれ、開催日は横浜中がマラソン一色に染まることが本当に凄いと感じました。さらに、応援を自分の力に変えることができたのも良かったです。

また、これは横浜マラソンというよりマラソンの練習含めた日常生活に関する話ですが、普段の体調面・メンタル面がかなり改善したと感じます。走った直後は明確に思考がポジティブになるのを感じるようになりました。

反省点

練習が少なすぎました。練習では最大ハーフ(約21km)までしか走っていませんでした。そのため、24kmあたりで両足を攣って動けなくなるのも当たり前でしょう。次回のフルマラソンでは30kmまで歩かずに走り切るのを目標にしたいと思います。

次に、走り方にも注意が必要だと感じました。おそらく太ももに負担がかかる走り方になってしまっているため、より下半身の筋肉全体を使えるような走り方を身につけていきたいと思います。

また、今回は会社の人と一緒に参加し、スタート前に合流しようと思っていたのですが、あまりに人が多くスタートの時間までに合流するのが難しいため、断念せざるを得ませんでした。最初からスタート前の合流は諦め、ゴール後に集まるようにした方が良さそうです。

最後に

横浜マラソン2025、最高に楽しかったです。参加するか悩んでいる方いたら、この機会に一度味わっておくと人生の捉え方が変わるかもしれません。

感想「世界一流エンジニアの思考法」

感想

本書は、米マイクロソフトのソフトウェアエンジニアの方によって執筆された本だ。書籍の中では、主に労働の面で、著者の環境と日本の一般的な環境の違いを説明している。

本書を読んでまず思ったことは、現在勤めている会社の状態とかなり近いと感じ、それが嬉しかった。失敗を責めるようなことはしない、むしろ挑戦したことを讃え、成果が出た人は賞賛される。著者の中で明言はされていなかったが、挑戦し、中々成果として実らないまま去った人も多くいるだろう。成果主義のあるべき姿だと私は考える。

その中でも、気付かされることが多くあった。以下に箇条書きにする。自分が優先的に真似すべき順に記載している。

  • 「理解は時間がかかるもの」として、急がず、徹底的に理解する習慣をつけていくこと
  • 今手を付けている仕事を一つに限定すること
  • 重要な部分を見極め、スコープから簡単に外すこと
  • 最初から全部説明せず、「情報量を減らす」コミュニケーションの仕方がすごく重要なこと
  • Pull Requestsのレビューを減らすには、「読んだ人がどう感じるか?」を意識しながらコードを書く必要があること
  • 異なる趣味を行うような休息が重要なこと

詳細が気になった方はぜひ本に手に取ってみて欲しい。

感想「ユニクロ」

読んだ本

感想

面白かった。お勧めする。

まず、ユニクロの見え方が変わった。私は、正直ファッションに拘りがない。普通であれば良いと思っている。そのような方は結構多いのではないかと思う。社会人になった頃(2015年)から気づいたらユニクロの服ばかりを着るようになっていた。丈夫だし、安いし、見た目も無難である。ファッションに時間をかけたくないという考えもある。

「丈夫だし、安いし、見た目も無難である。というイメージに対して、本書を読むとユニクロの努力があったことが窺い知れる。ユニクロの企業イメージは「安かろう、悪かろう」に近くなっていた時期もあったという。そのイメージをいかにして払拭していったかが本書を読むと分かる。

更に、ユニクロの店舗の見え方が変わった。本書内では、「ユニクロとはなにか」「ユニクロの服とはなにか」という問いが何度も登場する。その答えの1つとして、圧倒的な陳列、つまり、同じ色の服を下から上までずらりと積み上げて圧倒的な量とカラーバリエーションが一目瞭然になるように服を並べること、それを徹底することが説明されている。このような背景を知ると、普段は何も思わなかった店内に対し、陳列の仕方、客が着た服を丁寧に折り畳みなおす店員さんの動き方が素晴らしいと思えるようになった。

さらに、有機野菜事業で失敗したが、その反省を社内展開し、GUブランド事業を任され躍進に成功させ、汚名返上に成功した柚木治さんのエピソードに心が打たれた。勝つまでやり抜くことの大切さが分かった。

著者の語り口も好みである。基本的には淡々とした口調で描写をするが、時折熱い想いが感じられる描写をする。著者は日本経済新聞編集委員の方であり、ユニクロの関係者ではない。ゆえに、どれだけの時間をかけ調査・インタビューを行い、文章に起こし、校正を重ねたのかと考えると頭が上がらない。

まとめると、ユニクロに対する理解が深まり、ファーストリテイリング社の人たちが本気で事業を世界に広げようとした際の葛藤を感じることができた。493pもページが存在する分厚い本なのだが、読み始めると中々止められない程面白かった。おすすめである。

NLP2025で面白かった発表まとめ

NLP2025に参加したため、面白かった発表を簡単にまとめます。

言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)

ちなみに、自分の発表はこちらです。

(○齋藤 慎一朗, 髙橋 寛治 (Sansan))

モデル拡張によるパラメータ効率的な LLM の事前学習

○矢野 一樹 (東北大), 伊藤 拓海 (東北大/Langsmith), 鈴木 潤 (東北大/理研/NII)

予稿

事前学習を2段階に分けて行なっており、小規模なモデルに対して標準的な事前学習を行なった後、学習済みモデルに新たな層を追加してモデルを拡張しPETを付与して継続事前学習を行う方法です。

まず、事前学習を2段階に分けて行うという発想が私にはなく、新鮮でした。「LLM事前学習の効率化と性質改善: 埋め込み層および出力層のパラメータ固定による再利用」でも2段階での事前学習を行われており、今後主流になる可能性もあると思いました。多くの企業において、事前学習のための大規模なGPUの確保が課題になっており、その解決策の一つとして有力な方法と感じました。

自己修正に基づく固有表現抽出モデルの指示学習

○高橋 拓誠, 谷口 友紀, 大熊 智子 (旭化成)

予稿

固有表現抽出(NER)タスクについて、まずは一般的なNERの学習をk-foldでの学習を行い、学習済みモデルを用いて、OOFに対する推論を行います。次にOOFの中で間違ったデータと正解データを用いて、自己修正を行えるようなデータを用意し学習を行い、推論時もNER + 自己修正を行うアプローチを提案していました。

NERは勤め先的にも個人的にも興味があるタスクであり、そのNERに対し、直近のLLMにおけるprompting手法でもある自己修正を組み合わせるアイディアがとても良いなと感じました。

日本語大規模言語モデルの事前訓練過程における下流タスク性能の網羅的な分析

○西田 悠人, 小田 悠介 (NAIST/NII), Namgi Han (東大), 高木 優 (NII), 宮尾 祐介 (東大/NII)

予稿

LLMの事前学習が、下流タスクの性能がどう変わるかを調査されていました。具体的には、漸進型(学習初期から後期にかけて徐々にスコアが向上するもの)、二段階型(学習初期に急激にスコアが上昇し,停滞を経たのちに学習後期に再びスコアが徐々に向上し始めるもの)、後発型(学習初期は全くタスクが解けず,学習後期から徐々にスコアが向上し始めるもの)の3つに分けられることが報告されていました。

個人的に、どのような事前学習を行うと下流タスクにどのような影響があるのか、もっと言うと下流タスクの性能改善をしたい場合、事前学習はどの程度意味があるのかを事前学習をする前から見積もりたいという課題感があり、その課題解決のためのヒントが得られるような発表だと感じました。

文脈内学習におけるデモの親和性と多様性の提案

○加藤 万理子, 趙 羽風, 坂井 吉弘 (JAIST), 井之上 直也 (JAIST/理研)

予稿

In-Context Learningにおいて、正解に対する「親和性」と「多様性」をインダクションヘッドを用いて抽出することで、どのような例(デモ)を与えると、ICLを用いたタスク性能の向上するかの示唆が得られることを発表されていました。

ICLの一環であるFew-shotの例はいつもなんとなくで選んでいたのですが、その方針を得ることができるような発表だと感じました。

思ったこと

私の発表がクローズドなデータでの発表であり、一方NLP界隈への貢献のためにはより一般的な手法での提案が必要だと感じました。 まだアイディア段階ですが、LLMの事前学習におけるメモリ効率化の方針で次回は発表できたらと思います。

終わりに

多くの方々と交流させていただき、非常に刺激を受ける会でした。ありがとうございました。 次回も参加できるよう頑張りますので、今後もよろしくお願いします!

コンサル一年目が学ぶこと 感想

ビジネスで必須な能力が、非常にシンプルにかかれている。ただし一年目に限定した内容である。まだまだ出来ていないことも多いと感じた。

 

以下に、特によかった内容をまとめる。

  • 結論から話す、物事がシンプルに明確になるから
  • 相手が無言でいたら、それは理解しているからではなく、理解していないサイン
  • 言葉を相手に合わせることは、相手の考え方を理解すること
  • ビジネス能力を向上させるのは、情報量ではなく、考えることである。考えるとは、端的に言って、自分の意見をもつことである。